漆喰はどこに塗れるの?Q&A

はい、あります。すべて無料でご提供しています。漆喰うま〜くヌレールには 「製品リーフレット」と「塗り方DVD」、そして「施工事例集」があります。 また、体験型のショールーム「うま〜くヌレールLABO」、毎週土日に色々な場所で 開催される「実演・お試し塗り会」もございます。

天井は壁と違い、重力がかかる分、剥離をする場合があります。 塗れる天井面は限られておりますので、ご注意ください。 尚、天井のビニールクロスは壁のビニールクロスと違い、必ず剥がしてください。

天井面は、壁面と違います。重力の負荷がかかる分、接着に対して細心の注意が必要です。塗ることのできる天井面は、限られております。塗っていい天井面と塗ってはいけない天井面を、下表でご参照ください。

天井面
塗ってOK! 石膏プラスターボード面、合板面、コンクリート面、モルタル面、水性ペンキ面
塗っては× それ以外は×

天井のビニールクロス面に、塗ってはいけません。天井のビニールクロスは剥がして、その下の石膏プラスターボード面にうま~くヌレールを塗ってください。

ビニールクロスの天井以外に、よく見かけるのが、①化粧合板②シージングボードです。

この二つには、塗ることができません。尚、天井面を塗る場合は、必ず保護メガネを着用しましょう。

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職人の方のように平滑とまではいかないかもしれませんが、 うま~くヌレールでしたら、ご自身で直せると思います。

震災以降、土蔵の漆喰をご自身で改修したいとのご要望が、増えております。作業は、他の改修に比べると、少々大変です。また、職人さんが施工されるように、美しい平滑な白壁とまではいかないかもしれません。しかしながら、うま~くヌレールでしたら、それほど費用をかけずに、大切な土蔵の傷みを修繕でき、末永くその美観を保持できます(土壁は雨風に弱いため、漆喰壁を上に塗ることによって、雨風をしのいでおります。)
まずは、改修可能かどうか確認しないといけません。恐れ入りますが、改修ご希望の土蔵のお写真を、弊社(栃木県佐野市多田町188-2)もしくはこちらに[info@plastesia.com]にお送りください。その写真を弊社で確認し、改修可能かどうか、ならびに改修方法を具体的にお伝えします。
● 別ページの「漆喰うま〜くヌレール×土蔵修復」でご覧ください。

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はい、塗れます。【下塗り用】をまず塗っていただいて、その翌日以降に【仕上げ用】を 塗って完成です。外壁・外塀の場合は、淡色系の色をお選びください。

外塀でも外壁でも、屋外に使用する場合は、淡色系の色(白色・さくら・クリーム色・パウダーグレイ)を使用してください。 漆喰は、屋根や笠木のない雨水が垂れる壁面や雨がガンガン当たる壁面(多少では影響ありません)では、白華現象(白い粉が表出する)を起こし、意匠的に白っぽくなる可能性がありますので、外壁・外塀では、濃色系の色(黄土色・水色・若草色・オレンジ・ピンク・イエロー)のご使用は、控えてください。 外壁の旧しっくい面やブロックやモルタルに施工する場合は、それら下地面に、散水し下地面を十分濡らすことをお薦めします。散水によって、汚れが落ちるうえ、乾いている下地面に適度な水が吸われ、うま~くヌレールがより塗りやすく付着しやすくなります。散水の後は、半乾燥のタイミング(半分表面が乾いた程度)で、うま~くヌレールを塗り始めてください。
外壁・外塀施工は、天候の良い日にしましょう。また、作業終了後2~3日は、雨や強い風に当てないよう、シートを掛けるなど配慮してください。

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従来の壁面 塗り方
塗ってOK! 漆喰 その上に【仕上げ用】
コンクリート・ブロック塀・モルタル・吹付塗装面・土壁 その上に【下塗り用】+【仕上げ用】
塗っては× サイディング・撥水性のある壁

腰壁より上の壁でしたら、塗って結構です。詳細は【解説】をご参照ください。

浴室の場合、腰壁より上に塗れます。一方、腰壁に塗ることはできません。腰壁は湯船に近く、お湯の接する機会が大変多いため、将来痛みのくる恐れがあります。一方腰壁より上でしたら、そうした心配もなく、ある程度の湯や蒸気程度は何ら心配ありません。通常腰壁の上は、ペンキ、吹付け塗装をしているのが一般的です。浴室の壁は、うま~くヌレール【下塗り用】を塗ってから翌日以降【仕上げ用】を塗ってください。浴室の天井に塗ることはできません。
最後に注意点を1点。浴室の場合、塗り終わった直後お風呂を使用しないでください。塗り終わったら窓・扉を開けて乾燥を促し、中一日は空けましょう。

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はい、塗れます。できれば、今後カビの生えないお部屋にしたいですよね。 その方法を【解説】で詳しくご説明します。

うま~くヌレールは、優れた防カビ性能を有しております。したがって、カビの残ったままの壁に直接、うま~くヌレールを塗るだけで、カビ除去に十分な効果があります。
一方で、カビというのは人間の目に見える表面だけでなく、旧壁の奥まで巣食っている場合が多いのです(特に、古壁※の場合)。その場合、カビキラーなどカビ除去剤で奥の巣までカビを除去してから、うま~くヌレールを塗ると、より万全なカビの生えにくい壁になります。その場合は、カビに対してカビ除去剤を吹きかけ、しばらくしてからウエスで拭き取り、翌日以降にうま~くヌレール(仕上げ用)を塗ってください。※古壁に付着している点々と広がるシミ、これも大体カビです。
前述のとおり、うま~くヌレールは防カビ性に優れております。カビでお困りのお部屋、例えば、水を頻繁に使用される洗面所、洗濯室や浴室(腰壁より上)、日当たりの悪いクローゼットや押し入れ、北側のお部屋にも、うま~くヌレールはおススメです。

はい、必要です。

うま~くヌレール(下塗り用)は、うま~くヌレール(仕上げ用)に比べて、接着力、耐久性に優れております。したがって、外部や接着しにくい下地に塗る場合は、まずうま~くヌレール(下塗り用)を塗って、その翌日以降に、うま~くヌレール(仕上げ用)を塗ってください。うま~くヌレール(下塗り用)が必要な下地は、下表をご参照ください。

下塗り用の不要・必要 下地の種類
【下塗り用】が不要な下地 ビニールクロス面、古壁面、石膏ボード面
【下塗り用】が必要な下地 コンクリート、ブロック、合板、化粧合板、ペンキ面、タイル面
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合板下地の場合、うま~くヌレール(下塗り用)を塗られると、右写真のような「アク」の出る場合があります。合板によっては、これ以上にアクの出るものもございます。この上に、うま~くヌレール(仕上げ用)を2回塗りすれば、このアクは消えます。

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何といっても、ボードの継ぎ目処理です。これがきちんとできれば、キレイに仕上がります。

石膏ボードにはジョイントと呼ばれる継ぎ目があります。この継ぎ目全て(入隅・出隅等コーナー部分含め)に、うま~くヌレールテープを貼ってください。その上で、継ぎ目のカット部にうま~くヌレール(仕上げ用)を埋めてください。その後は、以下の絵をご参照ください。この一連の作業をしないと、うま~くヌレール仕上げ面にも、継ぎ目と同じような縦横のひび割れが発生してしまいます。必ず、継ぎ目処理を行ってください。

石膏プラスターボードに塗る場合

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ボード継ぎ目にうま〜くヌレールテープを貼り、継ぎ目カット部にうま〜くヌレール(仕上げ用)を埋め、半日してもう一度テープが隠れる幅で薄く塗って下さい。

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継ぎ目処理翌日以降うま〜くヌレール(仕上げ用)をこするように塗り、ボードが透けて見える薄さにして下さい。

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1回目の塗りから1〜2時間乾燥させて、もう一度(仕上げ用)を重ね塗りして完成。
※ボードの継ぎ目処理は、できるだけ薄く塗るようにしてください。

うま〜くヌレールテープは耐アルカリ性処理しており、アルカリ性の強いうま~くヌレールを塗っても劣化することはありません。その上、接着力・密着性に優れているため、ひび割れが一段と発生しにくくなっております。
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これは旧家など土壁下地の家に、典型的に起きる現象です。 心配いりません。簡単にヒビは消えます。

これは、旧家など木舞と土壁でできた建物の壁に、発生しやすい現象です。土壁の上には通常、京壁や砂壁、しっくいなどの古壁が塗られております。その上に、うま~くヌレール(仕上げ用)を一回塗ると、紙の太さ程度の細くて小さなヒビが全面に表出する場合があります。これは正常ですので、何も心配いりません。その上に、翌日再度塗れば、そのヒビは消えます。

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古壁の上にうま~くヌレールを塗る場合、アクやシミの出る場合がありますが、 心配いりません。詳細は【解説】をご参照ください。アク止めシーラーも不要です。

古壁の上に、うま~くヌレール(仕上げ用)を塗る場合、材質によってはアクやシミのでる場合があります。しかし、これは以下の方法で消えますので、ご心配なさらないでください。
古壁の上に、うま~くヌレール(仕上げ用)を1回薄く塗ってください。1時間もすると、材質によっては赤茶色や黄色いアクやシミの出る場合があります(ひどく出る場合もありますが、驚かないでください)。これは古壁に含まれる成分や古壁に付着したタバコのヤニ、線香あるいは炭によるものです。
こうしたアクやシミの出た場合は、最低1日以上乾燥させます。その後、その上に再度うま~くヌレール(仕上げ用)を塗って完成です。これで、アクやシミは十中八九消えます。ただし万が一ですが、右写真のように炭がべっとり付着していたり汚れがひどい場合は、2回塗りでもアクやシミの消えないことがあります。その場合は恐縮ですが、2回目塗りの翌日以降、再度塗り重ねてください。
尚、アク止めシーラーはさほど効果がありませんので、不要です。

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土壁の表面がまったく見えないほど、べっとり黒いススが付着した壁です。この上でも、白色の【仕上げ用】を2回塗りで、わずかに黄ばむ程度。3回塗りすると真っ白になります。

手で触ると表面の砂粒がつく(畳に砂粒が多少こぼれる)程度で、 その壁そのものがしっかりしているのであれば、その上から塗れます。 一方、その壁が浮き・剥離をしてパカパカしている場合は、剥がしてから塗ってください。

和室の壁と言いますと、土色や宇治茶色した京壁やじゅらく壁、繊維壁、砂壁、綿壁が一般的です。他に、白いしっくい壁や珪藻土、あるいは本物の土壁(あらかべとも言います)などもあります。こうした和室の旧壁を、弊社では総称して「古壁」と称しております。
古壁には通常、その上からうま~くヌレール(仕上げ用)を塗っていただければ結構です。砂粒が手に付着する程度でしたら、その上から塗って問題ありません。

そこで一点だけ、和室の壁の塗り替えで注意していただきたい点を、申し上げます。それは、古壁が下地に対して剥離しているかどうかです。
見た目でパカパカして明らかに剥離している古壁の場合は、古壁を全面剥がしてください。一方、外観上は剥離しているように見えなくても、実際には剥離しているという古壁も時折あります。こうした古壁の場合は、その上からうま~くヌレールを塗ると、プクプク膨れてきたり、古壁からペロッと剥がれてきます。この場合も、古壁を全面剥がしてください。
古壁を剥がす場合は、古壁全面に霧吹きで水をかけて濡らし、スクレーパーで剥がします。剥がした後は、古壁の下地(通常は灰色)が出てきます。この上に、うま~くヌレール(仕上げ用)を2回塗りして完成です。

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ビニールクロスは他の下地に比べて、乾燥が遅くなります。 施工中、施工後は、窓開けや扇風機を回すなど通風をお願いします。

ビニールクロスは本来、水分を吸収しにくい素材ですので、他の下地である古壁や石膏ボード、合板などと比較した場合、乾燥が遅くなります。乾燥を促すため、室内の通風に心がけ、窓開けや扇風機を回すなどおこなってください。

壁と違い、重力がかかっています。 万全を期すため、天井はビニールクロスを剥がしてから施工してください。

天井のビニールクロスは、必ず剥がしてから、うま~くヌレールを塗ってください(ビニールクロスの剥がし方は、前項「ビニールクロスを剥がしてから、塗ることもできるの?」をご参照ください)。壁と違い、天井には重力という負荷がかかります。万が一、何らかの事情で部分的に剥がれが発生した場合、重力によってその剥離は広がり、最終的には全面的に剥がれる可能性が考えられます。そうした万が一を想定して、天井のビニールクロスは剥がすことを徹底しておりますことを、ご理解ください。

はい、できます。 やり方を【解説】で詳しくお伝えします。

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ビニールクロスは通常、表紙と裏紙の2層構造になっております。表に見えているのが表紙ですが、これは比較的簡単に剥がすことができます。端をつまんでビリビリと剥がしてください。問題はその下にある、半透明の裏紙です。これも必ず剥がしてください。この裏紙は表紙と違い、剥がすのが大変です。以下の手順で、裏紙を剥がしましょう。
①まず、クロスの表紙を全面剥がしてください。そうすると、半透明の裏紙がでてきます。
②その裏紙全面を、軽く絞った濡れ雑巾で拭いて、裏紙全面に水を含ませてください。水が少々滴る程度まで裏紙を濡らして結構です。
③そうすると、水を含んだ裏紙の所々が、ぷくっと膨らんで剥がれてきます。そうしましたら、裏紙全面を、スクレーパー(写真)で剥がしましょう。

その際注意すべきは、2点です。

第一に、下にある石膏ボードや合板をできるだけ傷めないようにすることです。石膏ボードは黄色い紙までは剥がしても問題ありませんが、その下の灰色の紙までは剥がさないでください。
第二に、裏紙はできるだけ剥がしましょう。しかし、剥がれない部分については、無理して剥がさないで結構です。
上記①~③で裏紙を剥がし終わった面に、うま~くヌレール(仕上げ用)を塗ってください。ビニールクロスは通気性がありません。ビニールクロスを剥がすのは少々大変ですが、剥がすことで、より通気性のある漆喰空間になります。

剥がれている部分をカットしてから、塗り始めてください。

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剥がれた部分はカットして、残った端の部分をタッカー針やビスで止めてください。うま~くヌレールはアルカリ性ですので、タッカー針やビスの上に塗っても錆びません。

説明書にしたがって施工すれば、透けて見えることはありません。

はい、あります。写真プリントされているクロスや、落書きしてもすぐ消せるような 特殊クロスなどは施工に不適です。

撥水性・耐水性にすぐれたビニールクロスは、うま~くヌレールが接着不良を起こす場合があります。具体的には、以下のようなものです。
●写真プリントされたビニールクロス(森や滝、空といった風景写真やキャラクター等をプリントしてあるもの)
●最近発売されている、落書きしてもすぐ消せるクロスのような、特殊クロス

はい、塗れます。その上から【仕上げ用】を塗って大丈夫です。

壁紙=ビニールクロス(塩ビでできています)と思って、問題ありません。表面が紙製や布製に見えても、99%ビニールクロスです※。元々ビニールクロスとは、塩ビシートに紙や布を貼り合わせたものです。こうしたビニールクロスの上から、うま~くヌレール(仕上げ用)を塗っても、問題ありません。※大変稀ですが、塩ビでなく、紙だけでできた壁紙もあります。それには塗れません。

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