漆喰の塗り方を教えてQ&A

うま~くヌレールは壁に塗って乾燥するまでは、強アルカリ性です。したがって、 直接手で触ると手が荒れますので、作業中は手袋を装着してください。 また、材料を眼に入れないようにしてください。

うま~くヌレールは漆喰ですので、壁に塗って乾燥するまでは、pH12前後の強アルカリ性です。したがいまして、塗る前のうま~くヌレールに手など皮膚が長時間触れますと、手の荒れる恐れがあります。作業中は手袋を装着し、手以外の皮膚も材料に触れないよう心掛けてください。材料に触れた手はすぐ拭き取って、水洗いしてください。
目に入った場合に、特に注意が必要です。うま~くヌレールが万が一目に入った場合は、すぐに清水で十分に洗浄して、眼科医の診察を受けてください。天井を施工する場合は、必ず保護メガネを着用してください。また、材料を乳幼児が触らないよう、十分注意してください。ちなみに、塗られて乾燥したうま~くヌレールの壁は、上記のような心配は一切ございませんので、手で触っていただいても何も問題は起こりません。

六畳のお部屋で、おおよそ18kg缶・1缶+5kg缶・1缶程度です。

乾燥時間は塗ってから24時間です。塗っている最中ならびに施工後は、 窓を開け、通風を心がけてください。冬は、扇風機を回すと、乾燥が早まります。

塗れません。こてや手袋、へら等を使い、塗ってください。

うま~くヌレールは漆喰であり、塗料ではありませんので、ローラーで塗ることはできません。漆喰は消石灰が主原料です。そのため、粘度が強く、ローラーが転がらないのです。漆喰は主原料である消石灰を多量に含有しておりますので、それだけすぐれた機能性を有しております。したがいまして、漆喰であるうま~くヌレールは、うま~くヌレールこてやゴム手袋、ヘラでないと、塗れません。

うま~くヌレールこてや、スポンジ、ゴム手袋など身近な道具を使って、オリジナルの仕上げができます。

うま~くヌレールこてで塗りますと、どうしてもこて跡という小さな段差の筋が残ります。これを一方向だけにせず、多少こて跡の向きを変えてアトランダムにすると、味わいある仕上がりになります。こてで塗った後、30分ほどして半乾燥の状態で、一様ではなくランダムに適当に表面を撫でてみてください。適度なこてむらができ、漆喰ならではのナチュラルな奥行きのある仕上がりになります。
あるいは、2回目の塗りを終えた直後、キッチンで使用するスポンジで表面をこすると、やわらかい凹凸の均一な仕上がりになります。ゴム手袋で自由に、言葉悪いですが少々いい加減に塗るのも、味わいのあるオリジナルな仕上がりになります。

少々大変ですが、できます。

こて跡やこてでできたムラが、柔らかくナチュラルでいいと思う方々が多い一方、DIYでも、左官の方々が仕上げているような、こて跡・こてムラを残さず、平滑なしっくい仕上げにしたいと思われるお客様もいらっしゃいます。うま~くヌレールは土蔵やお城の白壁同様、平滑な白壁を作ることができます。その塗り方を、ご説明します。
通常通り、うま~くヌレール(仕上げ用)を薄く2回塗りしますが、その際できるだけ平滑を心がけて、塗りましょう。2回塗りが終了した時点ではまだこて跡やこてムラが残った状態です。この段階で、こて跡やこてむらを無理に消そうとしないでください。塗り終わって、約30分~1時間すると、塗り面が半乾燥し指で触っても、材料が指に付着しないようになります。そのタイミングで、塗り終わった表面全面を、うま~くヌレールこてで赤ちゃんの頭をなでるような力具合で、万遍なく撫でてください。そうすると、こて跡やこてムラが取れて、平滑になります(これを専門的には、鏝押さえといいます)。ここで注意すべきは、力を入れ過ぎて表面を削り落とさないようにすることと、こてにチリひとつつかないよう、あらかじめ余計なものを除去してキレイにしておいてください。うま~くヌレールこては、鏝押さえがしやすく、平滑に仕上げるときにも最適なこてです。

水を混ぜることなく、手やこてで軽く揉むだけで、すぐに柔らかくなり、 塗りやすい状態になります。

うま~くヌレールは、数多くのDIYのお客様に塗っていただきやすいよう、容器を開けると、あえて“ポテッと”した状態にしてあります。しかも、水を混ぜることなく、軽く手やこてで揉むと、すぐにお好みの柔らかさになります。これは、他の漆喰にはない、うま~くヌレールならではの特長です。
材料がポタポタこぼれることもありません。お客様がご自身で、お好みの粘度に手軽に調節できますので、男女・年齢に関わらずご使用いただけます。しかしながら、この“ポテッと“感を触った瞬間、固い!?と思われるお客様は、どうか一度手やこてで軽く揉んでみてください。すぐに柔らかくなります。

うま~くヌレール(仕上げ用)の2回目の塗りのときだけ、注意してください。

作業が2日以上かかるときは、区切りのよいところで作業を止めたいものです。特に、それによって仕上がりの出来が左右されるのなら、尚更です。
うま~くヌレール(下塗り用)ならびにうま~くヌレール(仕上げ用)の1回目を塗る際は、ご自身が中断したいところで、止めてください。何も問題ありません。一方で、うま~くヌレール(仕上げ用)の2回目の塗りだけは、十分注意してください。
うま~くヌレール(仕上げ用)の2回目の塗りをいったん止めるとき、一枚の壁面の途中で止めることだけはしないでください。東面でも西面でも同じですが、一面の壁面でしたら、途中で止めることなく一面全面を塗り終えた時点のコーナー部で止めてください。これを一面の途中で止めてしまいますと、止める前の壁と翌日塗った隣の壁で、色が微妙に異なるように見えてしまいます。それがコーナー部で止めれば、そうした色違いには見えません。
一面一面ずつ、仕上げることを心がけ、一面の途中で作業を止めないようにしてください。

説明書の通り、【仕上げ用】は2回塗りしてください。その方がきれいに仕上がります。 薄く2回塗りで、18kg缶は16㎡/缶です。

リーフレットやうま~くヌレール塗り方DVD、容器裏の説明の通り、原則は、うま~くヌレール(仕上げ用)を2回塗りして、仕上げてください。あらゆる下地で、2回塗りすれば、キレイに仕上がります。また、DIYのお客様の場合、2回塗りした方が、結果的に材料を少なく使えて、所定量で収まります。DIYのお客様が、1回塗りで仕上げようとすると、塗り残しがあってはいけないとお考えになり、どうしても厚く塗る傾向にあります。

 

下地が透けて見える程度の薄さで、こするように【仕上げ用】を万遍なく塗ってください。

古壁下地で、2回目塗りを翌日以降に塗られる場合、吸水の激しい場合があります。その際は、1回目の塗り面全面に、霧吹きで水をかけて半乾燥の時点で、2回目塗りをはじめてください。

うま~くヌレール角こてを使用してください。コーナー部分が美しく仕上がります。

コーナー部分をキレイに仕上げるためには、うま~くヌレールこての他に、うま~くヌレール角こてとへら(ゴムでもプラスチックでも可)が必要です。コーナー部分には、入隅(凹部)と出隅(凸部)があります。まずは、入隅・出隅を含めて壁面全面を、うま~くヌレールこて等で塗ります。入隅や塗り際などこてでは隅々まで塗りきれない箇所については、へらで隅まで塗ります。
このとき、入隅・出隅には材料が不均一に残っているはずです。それを、うま~くヌレール角こてを使って均して、平滑に仕上げます。こうすると、コーナー部分はキレイに仕上がります。

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周囲を汚さないため、マスキングテープによる養生(周囲を汚さないようにする 処置のことをいいます)を、塗る前にしないといけません。 マスキングテープの貼り方の詳細は、【解説】をご参照ください。

うま~くヌレールの壁を美しく仕上げる最大のポイントは、塗ること以上に、以下の2点が重要です。

マスキングテープによる養生

コーナー部分の仕上げ

この二つさえ万全にできれば、言葉悪いですが、少々雑な仕上げでも、見栄えの良い漆喰壁になります。この養生作業は、塗ることよりも時間がかかり、少々面倒ですが、手抜きしないで頑張ってください。

 

マスキングテープ

うま~くヌレール施工では、一般的な塗装用マスキングテープを使ってください。紙製で、色は白色、黄色、紫色などがあります。接着力はそれほど強くなく、剥がした際のりが残りません。幅は15mm~色々ありますが、お好みをお選びください。1巻50円前後です。

マスキングテープの使いかたは[養生の仕方]をご確認ください。

はい、その通りです。漆喰を塗ったことのないお客様でも、きれいに塗ることができます。

漆喰塗りやこて塗りになじみのないお客様は、ゴム手袋で壁面をキャンバスと思って、土いじりのイメージで、“手塗り”をしてみましょう。材料をゴム手袋で壁に塗り、それからのばして広げると、手触り感のある素敵な漆喰壁ができあがります。手で思う存分塗ってのばすだけで、完成です。これまでに、数多くのお客様が”手塗り“をしています。「ホント、これ、手で塗ったの?」とビックリされるほどの出来栄えに、驚かれるかと思います。お子様と一緒にご家族みなさんで、“手塗り”いかがですか。
あるいは、ゴム手袋で材料を壁面に塗り付けた後は、うま~くヌレールこてを使って、全体的に材料を広げることも、初心者のお客様にはおススメです。
もちろん初めからうま~くヌレールこてを使って、塗られることもOKです。うま~くヌレールこては、初心者の方にとっても、大変塗りやすいこてです。うま~くヌレールこての使い方は、以下をご参照ください。

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うま〜くヌレールこての使い方

web_UK_QandA_004_ol_07こて板にのせた材料をうま〜くヌレールこてですくいとります。
web_UK_QandA_004_ol_09手首をクルッと返すように、こての上にのせます。
web_UK_QandA_004_ol_11材料を壁面に付けて、左から右、下から右上方向に塗るのがコツです。
web_UK_QandA_004_ol_13壁面に対して20度程度の角度をつけると滑らかに塗れます。

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