4.各下地に対する塗り方

ビニールクロス(壁紙)に塗る

ビニールクロス(壁紙)の上に、うま~くヌレール(仕上げ用)は塗ることができます。ビニールクロスには、表層が紙製や布製のものも、数多くあります。こうしたビニールクロスにも問題なく塗ることができます。いずれも、以下の手順で施工してください。

1清掃と養生

ビニールクロス面を水拭きしてください。その上で、油汚れは除去してください。養生もお忘れなく。

2剥がれはカット

ビニールクロスの剥がれた部分をカットして、端をタッカーやビスで留めてください。うま~くヌレールをタッカーやビスの上に塗っても、錆びません。

31回目の塗り(仕上げ用)

ビニールクロスに、その上からうま~くヌレール(仕上げ用)をこすりつけるように薄く塗ってください。下地が透けて見える程度の薄さに塗りましょう。

42回目の塗り(仕上げ用)

1回目の塗りから1~2時間すると、半乾きして、塗り面の色が徐々に淡くなってきます。塗り面を指で触ると、材料が付着しません。このタイミングで、1回目の塗り面全面に、うま~くヌレール(仕上げ用)をもう一度薄く塗り重ねて完成です。

☆天井のビニールクロスについては、必ず剥がしてから塗ってください。

☆撥水性・耐水性のビニールクロスには、塗ることができません。

☆ビニールクロスの材質によっては臭気の発生することが、きわめてごく 稀にございます。この臭気に有害性はございません。

【補足】ビニールクロスを剥がして塗る場合

ビニールクロスは通常、表紙と裏紙の2層構造になっております。まずは、これら表紙と裏紙いずれも全面剥がすことから、始まります。ビニールクロスを剥がして塗る場合の手順をご紹介します。

1クロスの表紙を剥がす

クロス表面に見えているのが、表紙です。端から引っ張れば、表紙はどなたでも比較的簡単に剥がすことができます。全部剥がしてください。

2クロスの裏紙を剥がす

この作業が少々面倒です。裏紙は中々剥がすのが大変ですが、水を吸うと徐々に剥がれてくる材質ですので、それを利用します。軽く絞った濡れ雑巾で、裏紙全面を拭いてください。そうすると、裏紙の所々に、浮きや剥離が発生します。そこを皮ぎりに、スクレーパーで裏紙をこすり剥がしてください。その際注意すべきは、下地の石膏ボードをできるだけ傷めないことです。

31回目の塗り(仕上げ用)

あとは、ビニールクロスに塗る場合と同じです。ビニールクロスに、その上からうま~くヌレール(仕上げ用)をこすりつけるように薄く塗ってください。下地が透けて見える程度の薄さに塗りましょう。

42回目の塗り(仕上げ用)

1回目の塗りから1~2時間すると、半乾きして、塗り面の色が徐々に淡くなってきます。塗り面を指で触ると、材料が付着しません。このタイミングで、1回目の塗り面全面に、うま~くヌレール(仕上げ用)をもう一度薄く塗り重ねて、完成です。

古壁(繊維壁・砂壁・京壁・しっくい・土壁)に塗る

古壁、いわゆる和室の壁です。古壁面の浮き・剥離がなくしっかりしていれば、表面が多少ポロポロしていても、その上からうま~くヌレール(仕上げ用)を塗っていただいて、問題ありません。きれいに仕上がります。珪藻土の上に塗ることも可能です。いずれも、以下の手順で施工してください。

1清掃と養生

ほこりや汚れを取り除いてください。古壁にカビが付着している場合は、市販のカビ除去剤をかけて除去することを、お薦めします。養生もおこなってください。

21回目の塗り(仕上げ用)

古壁に、その上からうま~くヌレール(仕上げ用)をこすりつけるように薄く塗ってください。その時、下地との接着不良を起こしている古壁の場合、古壁からペロッとめくれてくることが、あります。この場合は、古壁の剥離ですので、古壁を剥がしてから塗ってください。

32回目の塗り(仕上げ用)

1回目の塗りから1~2時間すると、半乾きして、塗り面の色が徐々に淡くなってきます。塗り面を指で触ると、材料が付着しません。このタイミングで、1回目の塗り面全面に、うま~くヌレール(仕上げ用)をもう一度薄く塗り重ねて、完成です。

☆1回目を塗った後、アクやシミの出る場合があります。この場合は、2回目塗りを翌日以降、実施してください。そうすれば、アクやシミは消えます。

☆1回目を塗った後、下地によっては髪の毛の太さほどの小ひびの出る場合があります。その場合も、2回目塗りを翌日以降、実施してください。そうすれば、小ひびは消えます。

☆周囲の柱に無垢の杉板が使用されている場合は、うま~くヌレールが杉板に触れないよう、細心の養生をおこなってください。黒いシミが発生します。

石膏ボードに塗る

石膏ボード(正確には、石膏プラスターボード)にも、直接うま~くヌレール(仕上げ用)を塗って仕上げてください。石膏ボードに塗る際は、石膏ボードのビス留めが縦150mm程度の間隔で、くまなくおこなわれているかどうか、あらかじめ確認しましょう。このビス留めが不十分ですと、ボード継ぎ目から構造的にひび割れする可能性が高まります。では、石膏ボードに塗る場合の手順をお伝えします。

1継ぎ目にうま~くヌレールテープを貼る

うま~くヌレールテープは、ボードや合板の継ぎ目に貼る専用のテープです。これを貼ることによって、継ぎ目からのひび割れが出ないようにします。ボードの継ぎ目(コーナー部分含め)すべてに、うま~くヌレールテープを貼ってください。

2仕上げ用で、ボード継ぎ目処理

テープの上から、ボード継ぎ目のVカット部に、うま~くヌレール(仕上げ用)を手もしくは指で詰めて埋めてください。その半日後、今度はテープが隠れる幅で、うま~くヌレール(仕上げ用)を薄く塗って、継ぎ目処理を終えます。この際、できるだけ平滑になるよう、余計な材料はそぎ落としましょう。

3仕上げ用を、ビス頭に塗る

石膏ボードを留めるビスの頭に、うま~くヌレール(仕上げ用)をビス頭が隠れるように、薄く塗ってください。

41回目の塗り(仕上げ用)

ボード継ぎ目処理の翌日以降、石膏ボードに、うま~くヌレール(仕上げ用)をこすりつけるように薄く塗ってください。下地が透けて見える程度の薄さに塗りましょう。

52回目の塗り(仕上げ用)

1回目の塗りから1~2時間すると、半乾きして、塗り面の色が徐々に淡くなってきます。塗り面を指で触ると、材料が付着しません。このタイミングで、1回目の塗り面全面に、うま~くヌレール(仕上げ用)をもう一度薄く塗り重ねて、完成です。

合板に塗る

合板や化粧合板に塗る場合は、うま~くヌレール(下塗り用)が必要です。うま~くヌレール(下塗り用)を薄く塗ってから、翌日以降、うま~くヌレール(仕上げ用)を塗って仕上げてください。石膏ボード同様、合板のビス留めが縦150mm程度の間隔で、くまなくおこなわれているかどうか、あらかじめ確認しましょう。では、合板・化粧合板に塗る場合の手順をお伝えします。

1継ぎ目に、うま~くヌレールテープを貼る

うま~くヌレールテープは、ボードや合板の継ぎ目に貼る専用のテープです。これを貼ることによって、継ぎ目からのひび割れが出ないようにします。合板の継ぎ目(コーナー部分含め)すべてに、うま~くヌレールテープを貼ってください。

2下塗り用を、ビス頭に塗る

合板を留めるビスの頭に、うま~くヌレール(下塗り用)をビス頭が隠れるように、薄く塗ってください。

3下塗り用で、下塗り

上記2から1〜2時間して、合板・化粧合板全面に、下地が透けて見える程度の薄さで、うま~くヌレール(下塗り用)を塗ってください。

4仕上げ用で、仕上げ塗り

下塗りの翌日以降に、うま~くヌレール(仕上げ用)を全面薄く塗ってください。その後、1回目の塗りから1~2時間して、うま~くヌレール(仕上げ用)をもう一度薄く塗り重ねて、完成です。

☆合板に下塗り用を塗った後、赤茶色のアクの出る場合がありますが、心配はいりません。上記のとおり施工してください。

コンクリート・ブロック・モルタル・ペンキ面・内装タイル面に塗る 

コンクリート・ブロック・モルタル・ペンキ面・タイル面、内装タイル面に塗る場合も、うま~くヌレール(下塗り用)が必要です。(下塗り用)は(仕上げ用)に比べ、格段と接着力ならびに耐久性に優れておりますので、外部使用や接着しにくい下地に塗る場合、有効です。では、これら下地に塗る場合の手順をお伝えします。

1清掃と養生

汚れやほこりを除去してください。外部の場合は、水洗いすることをお薦めします。また、ブロックに付着した藻やカビは、デッキブラシで水洗いしてできるだけ除去してください。養生も忘れずに。

2下塗り用で、下塗り

下地が透けて見える程度の薄さで、うま~くヌレール(下塗り用)を塗ってください。

3仕上げ用で、仕上げ塗り

下塗りの翌日以降に、うま~くヌレール(仕上げ用)を全面薄く塗ってください。その後、1回目の塗りから1~2時間して、うま~くヌレール(仕上げ用)をもう一度薄く塗り重ねて、完成です。